2008年2月23日土曜日

ThunderbirdからOutlookへメールデータを移管する方法

会社都合で電子メールの環境をMS Office の Outlook にせざるを得ず、メールデータの移管に苦労されている方も結構いらっしゃるようです。
別段、Outlookの使用を推奨するつもりはさらさらありませんが、小生がThunderbirdのメールデータをOutlookへ移管することに成功しましたので、その方法を記します。
準備するものは、次の通りです。

・ 現在使用中のMozilla Thunderbird(小生はVer.2.0.0.9を使用)
・ アドオン(拡張機能)“ImportExportTools
・ OutlookExpress
・ Outlook2003(他のバージョンでは試していません)

まず、ThunderbirdにImportExportToolsをインストールします。
次に、Thunderbirdエクスポートしたいフォルダを右クリックし、「読み込み・書き出し」-「フォルダにあるすべてのメッセージを書き出す」-「EML形式」を選択します。
「フォルダの参照」ウインドウが表示されるので、一時保存するフォルダを指定します。
ステータスバーに書き出しの進捗が表示されます。これが消えれば書き出し終了です。
次に、OutlookExpressの出番です。(ThunderbirdからOutlookへは直接エクスポートできない。。。)
一時保存したemlファイルをOutlookExpress上の適当なフォルダへドラッグアンドドロップします。
作業用のフォルダを作っておくと便利です。
これで一旦OutlookExpressにメールデータが取り込まれます。
で、いよいよOutlookへのエクスポートです。
このとき、Outlookのインポート機能は不具合があるため使いません。
OutlookExpressのエクスポート機能を使います。
「ファイル」-「エクスポート」-「メッセージ」を選択します。
「メッセージをOutlookExpressからMicrosoftOutlookまたはMicrosoftExchangeへエクスポートします」
とメッセージが表示されるので、OKをクリックします。
次に、すべてをエクスポートするかまたは特定のフォルダのみエクスポートするか聞いてきますので、ユーザの都合に合わせて指定します。
今回の場合、OutlookExpressは普段使っているメーラーではなく、単なる中継用ですので、中継用に作成した作業用フォルダを指定するのがよいでしょう。でないと、OutlookExpressにデフォルトで入っているようこそメールまでエクスポートされてしまいます。
これで、Outlookにメールデータが取り込まれました。
個人用フォルダの配下にOutlookExpress上で作成した作業用フォルダと同一名称のフォルダができて、その中にメールデータがあります。
あとは必要に応じてフォルダ名を変更したり、フォルダの位置を変えるなどしてください。
以上の作業を、必要なフォルダ分だけ繰り返します。
Thunderbird上のすべてのフォルダを一気に移管するうまい方法は今のところ発見できていません。

0 件のコメント: